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記事入力 : 2010/08/03 16:34:18
http://www.chosunonline.com/news/20100803000077
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【社説】貧困に苦しむ韓国の高齢者たち
国民年金研究院による調査の結果、韓国の高齢者のうち、最低生計費(4人家族の場合、1カ月136万ウォン=約10万500円)以下の貧困層が35.1% を占めることが分かった。
高齢者の人口に占める貧困層の割合は、2006年には30.0%だったが、07年には31.0%、08年には32.5%と、増加の一途をたどってきた。
相対的貧困率(等価可処分所得〈世帯の可処分所得を世帯員数の平方根で割った値〉が、全国民の等価可処分所得の50%に満たない国民の割合)で見た場合、高齢者の貧困率は45%に達し、経済協力開発機構(OECD)の加盟国では最も高い。
フランスでは、退職した人の7割が、世論調査会社「ソフール」のアンケート調査に対し、「退職した後、より良い生活を送れるようになった」と回答した。
先進国の高齢者たちにとって、生活の支えとなっているのは年金だ。
イギリスの退職者の場合、職場で支給されていた給与の70%程度の年金が支給されている。
そのため、これらの国で定年退職する人たちは、拍手で見送られるものだ。
経済発展が大幅に遅れた分、社会福祉政策も遅れを取った韓国の事情を考えれば、フランスやイギリスなどと同じような高齢者福祉の充実を望むのは難しい。
1988年に制度が導入された国民年金の恩恵に浴している人は290万人に達するが、加入期間が短いため、受給額が月20万ウォン(約1万5000 円)に満たない人は50.6%、20万-40万ウォン(約2万9500円)が33.9%となっている。
これはまさに、最低限の生活を送ることすら容易ではない水準だ。
2008年から老齢基礎年金の制度が施行され、高齢者全体の69%が恩恵に浴しているが、その額は月9万ウォン(約6600円)にすぎない。
その上、平均寿命が延び、高齢者の人口は世界で最も早いペースで増加している。
65歳以上の高齢者の人口は、今年の535万人から、2015年には638 万人、20年には770万人、30年には1180万人へと増える見通しだ。
今の高齢者たちは若いころ、工場で汗水垂らしながら機械を動かし、輸出を増やすために夜も眠らず駆け回った世代だ。
こうして体を酷使して働いた結果、1955年には65ドル(現在のレートで約5600円)だった、一人当たりの国民所得を2万ドル(約170万円)近くまで引き上げた。
そうして稼いだ金を、子育てや年老いた両親の扶養に回すため、老後に備えて財産を蓄えられなかった人たちが少なくない。
さらに社会の風土が変わったことで、子どもたちの世代に頼ることが困難になり、年金制度もまた不十分だ。
65-74歳の高齢者10万人当たりの自殺者は、1995年の44人から、2005年には137人まで増え、世界最悪となったが、これもまた上記のような事情と関係がある。
一人暮らしの高齢者たちが、貧困や病気のために将来を悲観して自殺するケースが大部分を占めるからだ。
学校給食の無料化よりも、急いで取り組む必要があるのは、貧困に苦しむ高齢者たちへの対策だ。
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